ROCK IN JAPAN FES.2004 二日目「音の溢れる場所でのふらふら参戦記」 (無駄に長いから気にしなくても良し)





会場到着後、受付をしてバンドを手首に留める。
会場の地図(パスみたいな感じ)を首にかけ、すでにタオルも首にかけ(爆)そそくさとGRASS STAGEに向かいました。
直ぐにクロークに向かい、荷物整理。余分な荷物を預けGRASS STAGEのスタンディングゾーンに向かう。
レミオロメンを前で見たかったのでまだ開演一時間前だというのに前で前で水分を摂りながら待つ。
妹と「テンションが上がるよ。あ〜。」と小さな叫びをする。

渋谷さんの登場&ご挨拶で何故か感極まってしまいました。それは多分これから「音の空間」に挑むからなんだと想う。
ずっと楽しみにしていたのですよ、だって先行予約申し込み初日とかそのくらいには申し込んでずっとずっと数ヶ月も楽しみにしていた空間だったから。
音がまだ溢れていなくても、其処には既に何かが溢れている気がした。
ヒトが密集しているその空間に、溶けそうなくらいの暑さに、太陽に。
ライヴ前なのに既に汗だくで、テンションも途方も無く高さを保っていて、オカシクナル感覚。

渋谷さんのレミオロメン紹介の時を受けて更にGRASS STAGEは熱を帯びていた。
メンバー登場で一気に前に前に動き出す人の流れ、それに負けないように、押し戻されないように流れを掴んで妹と共に前に前に。
数名のオトコノコ集団がプチモッシュなんかを、しかもタイミング悪い状態で行っていて迷惑ではあったけど、
すぐ見える位置にいるレミのお客さんの真っ直ぐな「倖せ」な表情に笑顔になってしまったり。

1曲目、イントロで「五月雨」だと気づいてジャンプしまくる。
好きな曲の1つでぐらぐらさせるようなギターとベースの絡み具合に「しまった!!」感で一杯に。
自分を含めたお客さん皆が「OI!OI!」を叫びながら拳を掲げている。
ヒトゴミ状態で拳を挙げても全然下ろせなくて、暑くて既にもうぐったりな体調ではあったけど笑顔笑顔で自分のその気持を表すなら「楽しくて仕方が無い」だったと想う。

藤巻くんは昨年のRIJFの映像を見た時、緊張している様に声から感じられた。
ちょっと序盤は声がふわっと浮ついていた。でもそれはほんの少しの時間のみ。
其の後はまるで水を得たかのように暑い場所で音を奏でている。

「すきま風」でもそのはしゃぎまくり状態は続いていて、拳も掲げるし飛びまくるしずっと笑っていた。
レミオロメンの曲の歌詞は結構覚えているので迷惑にならない程度に口ずさんだり口パクみたいに歌詞だけ心に想い浮かべたりしていた。
スタンディングゾーンの人の流れが前に後ろに右に左にと渦を巻く。
それに乗ってふらりふらりと音を掴みにかかってみた。
「なんだ、これは〜!!」と叫びたくなる。だって既にテンションがオカシイ。凄く楽しい。
まるで初めてライヴに行ったみたいだった。まるで初めて音に触れたみたいだった。

「フェスタ」を終えてから、「電話」を演奏する時の事だけど小さく微かに響くギターの音を聴き
「あ、電話を演奏するつもりだ。」と想って思わず「オ〜。」と感極まるみたいな状態になる。
周りのお客さんも小さく響く音が段々と大きくなって「電話」を演るのだと判った瞬間に同じような叫びが広がっていた。
手拍子も加わり、声も加わり。其処はもう「音」の中みたいだった。空間じゃないの、振動の中に居る。
拍手したり拳を掲げたり、ウキウキ状態で踊ってみたり。
この曲は妹と私がレミオロメンに出会った曲だったりする。
妹がこの曲をたまたまお店で流れて気になって、出会ったという。
其処から二人して実は嵌っていて、カラオケでも歌えてしまうくらい(爆)だったりもする。
拳を掲げながら、「電話」を心の中で歌う。
温かな曲だと想う。流れてくる音がとても心地が良い。

「3月9日」で更にしっとりと温かく優しい曲を流す。
この曲に溢れる「ココチイイアタタカサ」が凄く好き。
暑さでグッタリとした体に染み込んできてすっかり元気を取り戻す。
しかしながら感情は上昇!上昇!面白いぐらいに「飛び跳ねてやろう」感情がある。
この感情を受け止めてくれたのが「雨上がり」でした。

曲の間ずっとジャンプジャンプ。自分の周りもそんな感じで更に飛び跳ねる。
拳もずっと挙げたまま。腕が痛くなるくらいに挙げっぱなしだというのに、それでもまだ拳を空に「創り手」に向ける。

「まめ電球」ではサビの部分、自分の回りも大合唱状態になりそうで、思わず私も歌いまくる。
あまり迷惑にならない程度を心がけつつも口ずさむ。
凄く楽しい気持が溢れている。そんな口ずさみ状態でも踊る踊る。
踊りまくりでジャンプジャンプ状態。
1バンド目で既にこんな状態でいいのだろうかなんて想うけど、既に気持がぐらっとして止まらない。

「日曜日」でまたはしゃいで「日めくりカレンダー」でさらっとふんわりとした空気に戻される。

そして最後に「アカシア」。
曲に合わせてくらくらと揺れて、口ずさんで、手も上に上に伸ばしていく。
笑顔をもたらすこの和み曲にすっかり倖せな気持になる。

前の方に居たが、位置的にメンバーはモニターでの確認くらい。でも最後にちょっとだけ見えたメンバー3人がとても頼もしかった。
昨年レミオロメン表紙で発売されたジャパンの話題も出して渋谷さんが「レミオロメンに賭けた」なんておっしゃっていたけど、私もレミオロメンに賭けたいと想う。
もう、賭けているのかもしれない。


スタンディングゾーンから抜けてクロークへ戻る。
そしてグッズ売り場に急ぐ。
まだ二日目だというのに既に会場販売分で売り切れのTシャツのある今年のRIJFのオフィTシャツ。
黒を選んで早速着る。
アジカンのグッズコーナーでリストバンドを購入。
PENPALS見たかったなぁと想いながらも「体力整えるからゴハン。」という事でハングリーフィールドに向かう。
それぞれ席をゲットしつつゴハンもゲット。しばし休息とする。
ハンバーグセットを買って食べ、妹も別のランチセットを購入。私は鶏肉の串焼きもゲット。
レミの感想と少しだけ流れてくる一青窈の綺麗な声に聞惚れつつ感想を述べまくり。
「ACIDMAN見たいから、その時はスタンディングゾーンの後ろでまったりしたい。」と言ったら妹からOK貰う。
LAKE STAGEはGRASSに見たいバンドが集まっているのと気になるバンドは全部それと被っていることから今回は断念。
GRASSの中をふらふらしながらもACIDMANの時にスタンディングゾーン後方で座ったり立ち上がったりしながらまったりと見る事にする。

初めて見るACIDMANは本当に素晴らしかった。今まで出逢っていなかったなんて!!そして出逢って良かったと想ってしまった。
3ピースで奏でられる音は激しい渦を巻いているけど、歌詞が響く。曲も心に直接響いてくる。
噂は聞いていたけど、噂以上のモノだった、なんてカッコウイイ創り手なんだろうって想ってしまった。
初めてづくしなのにすっかり踊りまくる。そして拳を彼らに向けて高く上に上に。
音は凄く激しくてチカラがあって、轟音なんですけど、流れてくるメロディーがとても綺麗で繊細だと想った。
そして何とか聞き取れる言葉の数々が自分の好みにバッチリ合っている気がしてならなかった。
ベースのサトマさんの動きに魅せられていた。凄くカッコウイイバンドだと想った。
モニターを確認しながらも、ずっと先にあるステージを見つめ、そして全く知らない曲なはずなのに踊る自分(笑)
新曲「イコール」は全てを包み込むみたいな曲だった。
轟音ではなく、もっと澄み切った音が流れていて、澄み切った色が流れてきそうで。
さらっと包み込むのがたまらなかった。ちょっとだけ感極まってみた。
「出逢うべくして出逢った」というモノがあるとしたら、私の場合多そうだけど(汗)
彼らの創り出すモノもきっとそうだよ。

そう確信めいた事を想った。


それからまたGRASSを廻って休憩をしてBACK DROP BOMBが終わる頃にスタンディングゾーンに戻る。
KREVAは後ろの方で見ようと想っていたら「NEXT ARTIST 飛び入り!」の文字がモニターに。
DonDokoDonのぐっさんの名前が出てきた瞬間嬉しさで叫んで前にいってました(笑)そんな前でもなかったけど。
物真似での掛け合いも楽しかった。普段だったら絶対そんな事しないと想う(笑)
西城秀樹の物真似とかしないから(爆)
でもその場の雰囲気が凄く楽しかった。掛け合いもバッチリ参加してみた。
そして歌ってくれた「打ち上げ花火」はしっとりして凄くよかった。
一気にまた感情を浮上させてきた。
ぐっさんが大好きだなんて想った。
今年のDJブースでのお笑いは好きな芸人さんが一日目に出ている状態でちょっと嫌だったんですよ。
でも、ぐっさんの場合は歌でしたが見れたのが嬉しかった。



そのままの熱気状態でKREVAを見る。
KREVAの煽りに手を挙げて「イエーイ。」なんて叫ぶ。好きなジャンルではないけれど、でも気がついたら楽しんでしまうのがフェスなんだろうかなんて想う。
お客さんがまだ知らない曲だという事でお客さんにも参加をしてもらいたいと「此処でこう言ってくれ。」みたいなレクチャーを行う。
それに合わせて「マジでハンパない!!」と叫んだり、別の曲では一緒に歌ったりしていた。
SONOMIさんをゲストに迎えた「一人じゃないのよ」を披露してからのKREVAは驚くことをしていた。
段々とダンサーとかゲストをステージから降りてもらい、「音色」ではDJと二人だけ。
「俺は一人でお前らに挑んでやる。」という気持が現れていた。
そして「音色」が終わるとDJにもステージから去ってもらい、本当に一人。
「どうだ!!俺は一人だぞ!!」と言わんばかりのその状態でアカペラで「希望の炎」を歌い上げる。
手拍子をしてもそれを制止した。誰かが挙げたライターの炎も「有難う、心の中で燃やせ。」と断った。
音が溢れる空間なのに音が一切無かった。あるのはKREVAの歌だけだったと想う。
一人っきりで歌い上げるKREVAをとてもカッコウイイと想った。
「希望の炎」について、TVで見たことがあったけど、この曲をアカペラで歌い上げるその姿はとても強かったと想う。
キックはというか元々ジャンルからして好みじゃなかったけど、でもこの場所でKREVAって凄いヒトだと想って好きになりそうだった。

感動すらした。後日談として…妹がその男気にファンになっていました。
(でも、私も好きになった。)



そのままアジカン。既に押されて前の方にというかスタンディングゾーンの上手側の3列目とかにいたりして(笑)
ギューギュー詰めでもう意識朦朧かと想うくらいでした。
熱気もあるし暑さもあるしヒトゴミ状態でもうダメージ受けつつ。
1曲目が「サンデイ」っていうのが、反則だと想いました。だって音が流れた瞬間に何かが爆発したみたいにはじけた気がします。
とりあえず、私のいる場所はずっと「oi!」と叫んでいたと想うのです。
熱気というか熱情がぐるぐると渦巻くライヴで、とても楽しかった。
そこから「フラッシュバック」「未来の破片」と続く辺りは、モッシュではないがヒトの流れによって出来た渦がいくつもあるみたいになっていて、それに参ってしまった方がスタッフさんと周りのお客さんに助けられて救出されたりする場面あり。
自分の傍でそういった事もあったので、協力してみたり。
押し合う中でぐったりしている方に声をかけ、「スタッフさん!!」と手を振って知らせる方々の心には手を合わせたいと想います。
自分も辛いのにさ、ライヴも楽しみたいのに、でもやっぱり誰かを助けねばみたいな精神。
実は自分のすぐ後ろにいた数人のお嬢さんグループが痛くてですね(マナーなっていないし、あれは迷惑を超えていると私は想うんだけど)、尚更にそういった方々とか凄く楽しんでいる笑顔の方が目に入ると嬉しかったなと。
アジカンでも、口ずさみつつそして心の中で歌いつつでした。
特にフラッシュバックは凄かった気がする。自分の所だけだと想うんだけど皆歌っていた。
「サンデイ」でも拳を挙げて「サンディエイエイ!!」と後藤くんに合わせて歌っていたかな。
「未来の破片」のイントロ部分なんて盛り上がりすぎて全体が浮かれていたと想う。
MCを経ての「ループ&ループ」でも「oi! oi!」という掛け声と拳はそのままで、でもジャンプまではいかないけど踊りまくっていました。
混みあっていて当然の如く動けない状態なんだけど、でもヒトゴミの流れに身を任せて楽しんだ。
「リライト」ではライヴで後藤くんはしなかったけど、サビが終わって間奏部分のあの掛け声を何気に皆していたり(笑)「N.G.S」も大合唱状態だった(少なくとも自分の位置では)。
「アンダースタンド」では「fu〜fu〜」とコーラスもしてみました。お客さん皆やっていたと想います。
この曲ではずっと飛び続けてノリノリになっていて、拳だって腕が痛くなっているにも関わらず挙げっぱなし。
「エントランス」「羅針盤」では上昇しすぎたのに、また上に上に気持が上がっていく。
最後の「君という花」ではそんな気持にふわっとしたモノが注がれた気がする。そしてここでも躍らせて頂きました(汗)




アジカン終了後、マナーの無いお客さんに対して妹と「如何なものか」と語りつつクロークから荷物を受け取る。
シートゾーンが空いていたのでビニールシートを敷き、荷造りしながらDRAGON ASHを待ちわびる。
其の間にハングリーフィールドに行ってアイスをゲットし、シートゾーンの妹の所に戻る。
アイスを食べながらASH観戦。
でも途中で盛り上がって、一人でシートゾーンを抜けて前で見てみたり(笑)
しかしながら体力の無さを痛感し、早めに身支度をして入り口に向かう。
まだドラゴンアッシュがアンコールしているが、バス乗り場に向かいバスに乗る。
バスの中ではぐったりと眠っていました…



見ることが出来たライヴは本当に一握りだった。
食べるのもライヴを体感するのもまだまだだったなと想う。
フェスというEVENTすら今回が初めてで、手探り状態だったけど。
「フェス」というモノにどうして「聴き手」が集まるのか、どうして皆足を運ぶのかという理由がわかった気がした。

其処には音楽が溢れていて、放ってやろうとする「創り手」がいて、受けてたとうとする「受け手」がいる。
何重にも包み込んだモノではなく、そのままを奏でていく空気がある。
だからかなと想うわけです。
また、来年…出演者と仕事の休みにも関係するけども足を運びたいと想う。

純粋に楽しむ事、音に触れる事をいつのまにか忘れていた気がします。
これで思い出した。
それでいいんだと想った。



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