「 recollection 」-Live report-

IS 2003 3/23(日) at西荻窪ターニング


1.discord
2.日曜日
−MC−
3.lemon tea
4.ダイブ イン ジ エーテル
−MC− 5.一羽の鳥
(実際はもう1曲予定されておりましたが、時間の都合上5曲になりました。)

聞きなれた心に痛みを伴う切ないギターの音と共にdiscordが始まる。
鼓動みたいに伝わるベースの音とそれに重なるパーカッションが、切ない気持に深くリズムを刻み込んでいくのが気になる。
やや熱っぽく歌い上げる祐輔さんがとても素敵でした。
秀朗さんのベースが凄く綺麗に空間溶け込んでいました。
「明日になったら 忘れて…」
声が消えるくらいに叫ぶかのような声が心の奥に閉まった「深く眠って忘れてしまおう」とした事を想い出させるような感じでした。

そして空気がふんわりとして「日曜日」。
笑顔が零れそうなその雰囲気が凄く嬉しくて。
つい、ステージを向く事が出来なくなってしまった。
柔らかなんだけど、でも芯がしっかりとある言葉が包み込む。
昨日も想ったけど、歌い方が違ってる。
綺麗に響くというよりは「熱を帯びて気持をより表に出して」いる感じがした。
「温かさ」ではなく、それ以上の「熱」が其処に見えて。
ただ、その中に心を浸してドキドキしてしまった。
その歌が真っ直ぐと届いてしまうのが少し怖くなってしまったけど、気がつけば楽しんでしまっていた。

「CDのバックインレイ」プレゼントについてのお知らせをして、イズ人形の宣伝もされました。
「CDもイズ人形も1500円」と割安なのだと言っていたのが素敵でした(笑)
最近自分に似てきたという祐輔さんですが「僕じゃないんで。」と一言(笑)
でも「祐輔さんをイメージしたもの」だと以前伺ったのと、雰囲気というかイズ人形の持つオーラが凄く似ているので(笑)
それを想ったらなんだか可愛く想えてしまった。

lemon teaに進むつもりが上手く始まらず秀朗さんが助っ人なMCをされました。
「今日演奏する曲はほとんどCDに入ってます。」とお知らせしていました。
そして「ちょっぴり懐かしいセンチメンタルな曲になります。」とlemon teaに…
しかし上手くまた進まず「ミスりました。」と淳人さんの事を言うものの「難しい機械を使ってるので…」とフォローしている秀朗さん。
でも「嘘ですよ〜ボタン1個のはずなのに…」とツッコミをされる祐輔さん。
そのツッコミが素敵とか想ってしまいました。
(祐輔さんファンだからね…)

そして昨日のルート14の出待ちで知った「梅泥棒」のお話をして下さいました。
それは家から見える梅の木の枝を祐輔さんが切り取ってしまって(でも本当は駄目なのです)、家に帰って水に挿して花が咲くのを待っていたら…花でなく葉っぱが出てきたというオチのお話でした。

そして準備が出来てlemon teaに。
色的に黄色っぽいセピアな曲で、でも懐かしいのに「この気持知ってるかもしれない。」な感情にさせる。
ベースの音が綺麗な音に混じって聴こえていた。
ドラムがリズムを刻んで心に刻み込んで凄く心地良いのがわかる。
私自身もリズムとってノリノリな気持になってしまいました。
曲自体が切ないのに、どうしても心が切なさの中にある明るい何かを見つけてしまった。

祐輔さんが椅子をセットして座りダイブ イン ジ エーテルに。
不思議な音と不思議な空気を奏でるステージが宙を映し出す。
上昇気流を捕まえるその姿が見えそうな感じでした。
此処でも昨日に引き続き「歌い方が違う。」と想った。
言葉を発してるその姿からノリノリというか…音の波に乗っている感じがしました。
手はそんなに昨日みたいに動いてなかったけど(でもあの動きが好きなのです、何故なら不思議動き好きだから。)
昨日みたいな緊張が見えなかった。堂々とされてました。
途中叫んでみたり…キーボード姿も素敵とか想ってしまったり。
ベース好きにとってのトキメキ曲でもあるので途中で秀朗さんを盗み見たり。
手にドキドキしたり。
気持が宙に飛び立ってしまう雰囲気を感じながら、ますます楽しくなってくる。
綺麗な音に楽しい音、何かがはじけた気がした。

此処でMC。LIVEのお知らせを行い、「”さいぎょ”(”最後”と言いたかった)の曲です。」とかんでしまった祐輔さん(笑)
言い直すが、結局「さいぎょ」で通されていました。
凄くその姿が素敵でした(笑)
私がそう言っても説得力無いかも…祐輔さんに甘いから(苦笑)
丁寧なMCと謙虚な姿勢、ほんわかな空気。
その中に見える色が凄くすきだなと想いました。

そして最後の曲。一羽の鳥。
真っ白な色の照明が照らすステージに、冷たい空気というか涼しげな寒空の空気みたいな澄み切ったものが感じられた。
泣きそうなくらいに切ない歌。
途方にくれる空の遠さ。綺麗に空を横切る黒と白の線。
それをずっと眺めている。
その気持が手にとってしまいそうな苦しさ。


その音に言葉にどれだけ苦しくなったのか…解らないくらいに溶け込んだ。
泪こそ出なかったけど、でも一番ステージを見れなかったかも。
しかもこの曲の祐輔さんって結構前を見て歌うので、綺麗な目が見えてしまうわけです。
だからじっと下を向いていくしかなくて。

白い線が黒い線と交差するのをただ待っている姿。
見つける事すら出来ないままで、ただ待つ事が出来ていた朝。
その朝の冷たい空気が心を透明にしていた。

それがなんとなく感じられたのでした。


私にとってイズって好きな存在なんだなと想った。
いつも想ってたけど、でも今凄く感じる。
「癒されなくちゃ」という固定概念を捨てることが出来て、想いのままにいけたからかも。
それが嬉しかった。そして好きだと気づいた。


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